白票や棄権は意思表明になる?②
白票や棄権は政治家に意思が伝わらないばかりか、 いわゆる組織票というものに有利に働きます。
たとえば100人の小さな町で候補者A、Bで1人枠を奪い合う選挙があったとします。 20人がある組織がらみで候補者Aに投票することが確実になっています。
投票率が60%だとしたら60人が投票することに。 組織以外の40人が候補者Bに投票すれば、候補者Aは当選できません。
投票率が30%だとした場合、組織以外の10人がBに投票するとしても、 Aの当選は確実になります。
もちろん現実には組織以外の全員がBに投票することはないですが、 組織票の影響は投票率で大きく左右されることが分かると思います。
では、投票率40%の時に、組織表以外の1人でも白票を投じていたら? Aが当選します。
つまり、投票率の低い今、棄権をすることも白票を投じることも、 組織票の影響を大きくしたり、 現状に不満を持っているとは捉えられなかったり、、 結果的には自分の意思とは反対の行動となってしまうことになります。
でも投票したいひとがいない、なんてこともありますよね。 だったら、逆に当選されたくないひとはいませんか? そのひとのライバルに1票を投じる、なんていうのも手かもしれません。 自分の理想ぴったりの候補者なんていないのかも。 ある程度は妥協も必要です、とりあえずは。 もしそのひとが当選したのなら、傍観してるだけてはなく、 こんなことやってや!それはちゃうと思うで!などと自分たちの声を届けて、 理想の政治家にみんなで育てる・・・なんてできたらすごいと思いませんか?